隣席 ー君と一瞬と蟠りー

仕草が可愛いな、そう感じた。
視線を黒板側に向け、ぼーっとしながら先生の話を聞いていると、ピンポンパンポン、という音に続け、校内放送が流れた。
内容は、校庭に移動する準備をしなさい、と言うことだった。
じゃあ移動します、という先生の声と同時に一斉に廊下に出て、校庭に駆け出した。
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