クリスマスが終わっても
ひろ君が歩き出そうとして、私達とは反対方向を向いてそのまま止まった。
「どうしたんだろうね?」
結花からは、ひろ君自身が邪魔をして見えないらしく、立ち止まったまま動かないひろ君が不思議みたい。
でも、私からはちゃんと見えたんだ。
そこにいたのは、パンツスーツをバッチリ着こなして、キリッとした、いかにも仕事が出来そうな雰囲気を漂わせた女性ーーーー営業部の白石佳奈さん、だった。
「白石さんがいる」
私がボソリと言うと、結花はあぁ、と納得した声を出した。
「そういえば、白石さんって、またコンテストで賞取ってなかった? 2位が佐藤さんでさ」
「どうしたんだろうね?」
結花からは、ひろ君自身が邪魔をして見えないらしく、立ち止まったまま動かないひろ君が不思議みたい。
でも、私からはちゃんと見えたんだ。
そこにいたのは、パンツスーツをバッチリ着こなして、キリッとした、いかにも仕事が出来そうな雰囲気を漂わせた女性ーーーー営業部の白石佳奈さん、だった。
「白石さんがいる」
私がボソリと言うと、結花はあぁ、と納得した声を出した。
「そういえば、白石さんって、またコンテストで賞取ってなかった? 2位が佐藤さんでさ」