クリスマスが終わっても
「ありがとう、菜々美」
腕にはおさまった時計を見ながら、ひろ君がゆっくり笑った。
うん、やっぱり似合う。
「どういたしまして。似合ってるね。ひろ君のイメージにピッタリだなと思ったの」
「どういうイメージなの?」
「シンプルだけど、それが格好いい」
私の言葉に、ひろ君はプイッと顔を背けてしまった。
もしかして、あんまり気に入らなかったのかな・・・?
「・・・気に入らなかった?」
ひろ君は一瞬こちらを振り向いたが、私と目が合うと、また顔を背ける。
でも、その顔は真っ赤。
あれ・・・?
もう一度ひろ君の顔を見ようと、覗き込もうとすると、ボソッと呟く声。
腕にはおさまった時計を見ながら、ひろ君がゆっくり笑った。
うん、やっぱり似合う。
「どういたしまして。似合ってるね。ひろ君のイメージにピッタリだなと思ったの」
「どういうイメージなの?」
「シンプルだけど、それが格好いい」
私の言葉に、ひろ君はプイッと顔を背けてしまった。
もしかして、あんまり気に入らなかったのかな・・・?
「・・・気に入らなかった?」
ひろ君は一瞬こちらを振り向いたが、私と目が合うと、また顔を背ける。
でも、その顔は真っ赤。
あれ・・・?
もう一度ひろ君の顔を見ようと、覗き込もうとすると、ボソッと呟く声。