クリスマスが終わっても
寛紀side
情けないな。
少し震える手で、菜々美の手の中にある箱を開けた。
そこには、小さな指輪。
菜々美に似合う指輪をと探し回って、やっと見つけた物。
細い台座に、小さなダイヤが何粒か並んでいる。
キャンドルの光に優しく照らされた指輪を見てから、すうっと息を吸い込んで、グッと力を込めた。
菜々美を真正面からとらえる。
「俺と結婚してください」
少し震える手で、菜々美の手の中にある箱を開けた。
そこには、小さな指輪。
菜々美に似合う指輪をと探し回って、やっと見つけた物。
細い台座に、小さなダイヤが何粒か並んでいる。
キャンドルの光に優しく照らされた指輪を見てから、すうっと息を吸い込んで、グッと力を込めた。
菜々美を真正面からとらえる。
「俺と結婚してください」