私の名前 ~After~
「俺の心に簡単に入ってきて、簡単に奪っていく…俺だけの鈴音
…でしょ?」
そこまで言われるとなんだか恥ずかしい気がするけど、嬉しくもある。
「…うん。」
「ほら、ご飯食べに行こう」
連夜が差し出してきた手を強く握る。
「行く!」
これから大変なこと、辛いこと…たくさんあるかもしれない。
でも、それ以上に連夜といることで楽しいこと、面白いことをたくさん共有していきたい。
2人の思い出を増やしていきたい。
「連夜!」
「ん?なに、鈴音。」
どんな時でもたくさん連夜の名前を呼ぶから…
私の名前もたくさん呼んでね。
―——— END ——— ♡