私の名前 ~After~
「あー…おいしかったなぁ。
連夜、今日はいろんな場所に連れて行ってくれてありがとう。
とっても楽しかった。」
ニコッと笑顔を作り、連夜にお礼を言った。
楽しかったな…連夜と行く場所はどんな所でも大切な思い出の場所だ。
「…鈴音。」
今日1日を振り返っていると、連夜の真剣な声が聞こえてきた。
??
「……今日はまだ終わってない。」
「え…?」
いつにもまして真剣な連夜の顔に緊張が走る。
「このホテルのスイートルームを予約してある。
…鈴音さえよければ今日は泊まる。」