私の名前 ~After~



そこには男と腕を組んでいる鈴音がいた。

見間違いかとも思い、何度も確かめた。

しかし、俺が鈴音を見間違えるはずはない。

あれは鈴音だ。


こんな時の俺のするべき行動はいくつかのパターンがあると思うが…。



俺が思ったのは

鈴音に裏切られたとか、

もう信じられないとか、

そんなことではなく…。


どんなことをしても鈴音を取り戻すということだった。


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