私の名前 ~After~
「これで出かけなさいよ」
それだけは許可できない。
「ダメだ。」
細くて長い手足、白い肌の露出が多すぎる。
他の男に何て見せたくない。
「似合わない…よね…。」
何かを勘違いしている俺のお姫様。
「鈴音、似合いすぎてて誰にも見せたくない。」
すぐに俺の腕の中に閉じ込めた。
「…やっぱりね。
そう言うと思ったわ。じゃあ、こっちの服にしましょ!」
そう言うと俺から鈴音を引き離し、再び部屋に連れ込んでしまった。
「おい!…ったく…。」
まぁ、鈴音が楽しそうならいいか。
そんな事を思ってしまう実家での出来事だった。
エピソード【実家】 END