私の名前 ~After~
抱きかかえられたまま寝室に運ばれた。
「え?…え?え?
……え?」
ま、まさか…?
連夜が私の言いたいことに気付いたようだ。
「…いや?」
…連夜のずるいところは変わっていないようだ。
強引だったのがウソのように、連夜はきちんと私の気持ちを確認してくれる。
…嫌なわけない。
フルフルと首を振った。
…連夜の顔は見れなかったが。
フッと優しく笑うと、耳元でささやき私をベッドに押し倒した。