秘密と嘘の御伽噺






そんな声が私たちの耳に入る
視線を裕貴と合わせて微笑みあえば


キャーッと悲鳴のような
黄色い声が上がる


でも私たちは
皆が思っているほど純粋で綺麗な恋愛をしているわけじゃない。


私は私 それ以上もそれ以下もないのだから





だって私たちは、
お互い違う相手が好きなのだから。



それはお互い承知の上
だから私たちのこの恋人ごっこにはルールがある




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