モモちゃんに溺れる
俺も立ちあがり、モモちゃんのもとへ行こうとした。
「ソウ。」
それを制止するかのように、モモちゃんは俺の名を呼んだ。
「わたしね、」
名を呼んだときは、凛とした声だったけど
次からは、元の穏やかな声になった。
呼ばれたときは、なにか重大なことでも言われるのかと思ったけど、そうでもなかったのかな。
仕方なく、俺はまたテーブルに戻り席についた。
まだ、チャーハンが残ってる。
「まだ、ソウに言ってないことがある。」
「なに?」
「ふふっ。なんか、ソウにはなんでも言えちゃうな。」
「なんだよ、それ。褒めてるの?」
「うん、たぶん。だって、出会ったばっかりなのに不倫してフられた話なんて、普通する?」
まあ、しないかな・・・。
「ごめんね、ほんと。なんか、話しやすいの。」
「いいよ。」
話しやすいって、それ、心開いてるってことでしょ?
モモちゃんのことならなんでも知りたいし、俺が一番の理解者になりたい。
だから、
「で、なに?言ってないことって。」
「うん、わたしね。」
モモちゃんは、自分の分を洗い終えて、
皿を拭きながら、顔だけ振り向く。
そして、少し微笑してから、言葉を発した。
「3か月後に、結婚するの。」
「ソウ。」
それを制止するかのように、モモちゃんは俺の名を呼んだ。
「わたしね、」
名を呼んだときは、凛とした声だったけど
次からは、元の穏やかな声になった。
呼ばれたときは、なにか重大なことでも言われるのかと思ったけど、そうでもなかったのかな。
仕方なく、俺はまたテーブルに戻り席についた。
まだ、チャーハンが残ってる。
「まだ、ソウに言ってないことがある。」
「なに?」
「ふふっ。なんか、ソウにはなんでも言えちゃうな。」
「なんだよ、それ。褒めてるの?」
「うん、たぶん。だって、出会ったばっかりなのに不倫してフられた話なんて、普通する?」
まあ、しないかな・・・。
「ごめんね、ほんと。なんか、話しやすいの。」
「いいよ。」
話しやすいって、それ、心開いてるってことでしょ?
モモちゃんのことならなんでも知りたいし、俺が一番の理解者になりたい。
だから、
「で、なに?言ってないことって。」
「うん、わたしね。」
モモちゃんは、自分の分を洗い終えて、
皿を拭きながら、顔だけ振り向く。
そして、少し微笑してから、言葉を発した。
「3か月後に、結婚するの。」