モモちゃんに溺れる
モモちゃん・・・

今頃なにしてんのかな。

今日は休みらしいし、家にいるかな。

仕事は看護師って言ってたけど、病院はどこなんだろう。

この辺かな?大学病院なのかな?

気になる・・・。

てか、看護師って夜遅いイメージだけど、そんな時間にモモちゃんみたく可愛い子が夜道歩くって危ないよな。

迎えにいっちゃだめかな。

いや、さすがにそれは重いか。俺、彼氏でもなんでもないし。

今まで考えたこともないような方向へ思考がめぐって、最終的には笑えてくる。

ほんと、どうしたんだよ。

自分が自分じゃないみたいだ。

でも、とめられないから仕方ない。

はあ・・・会いたいな。家行っちゃだめかな。

朝会ったばっかりでさすがに控えるか。

でも、モモちゃんに会って、またぬくもりを感じたい。

あの白い肌を抱きしめて。

その時だけは、モモちゃんは俺だけのもののような気がするから。

___結婚するの。

そういった彼女の表情がよぎる。

わかってる。俺のものになんてならない。

けど・・・

彼女と二人でいるその時間だけは、夢をみられる。




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