それでももう、貴方以外考えられない。
「うわぁ〜、うまそ! もう食べていいの?」


私が作った料理を目の前に、目を輝かせる先生。


「いいですよ。食べちゃって下さい!」


「いただきます! ん〜っうんま!」


どこにでもあるようなカレーを、本当にに美味しそうに食べてくれる。


「可愛いなぁ……」


思わず、そんな声が漏れてしまった。


ハッとして口に手を当てたが、もう遅い。


完全に、聞かれてしまった…。


「なんだよ、そんなこと言われたって嬉しくねぇ。」


「ほんとですかー?実は喜んでたりして(笑)」


なんとか誤魔化したけど、内心ドキドキしていた。


だって、先生があまりにも可愛くて…キュンとしちゃったんだから。


「お前なぁ、生徒のくせに生意気だぞ!」


「はーい、ごめんなさーい」


テキトーに返事をする私に、先生がまたムッとした顔をする。

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