それでももう、貴方以外考えられない。
「いってらっしゃーい♪」


ニヤニヤしながら見送る心結たちを睨んで、優斗と職員室まで向かった。


最近、みんな私と優斗が仲良いのを何を勘違いしてか、からかってくる。


優斗と兄弟になったってことは、心結にだけ話してある。


でも、その報告をした時から心結は私と優斗の仲を疑ってたみたい。


本当にそんなんじゃないんだけどな…。


「……き。みーつき!おい!!」


「わ、な、何!?」


「お前、何ボケーッとしてんだよ。さっきからずっと呼んでんだけど。」


「え、ごめん!なんだっけ?」


優斗は溜め息をついて、私を見た。


「だから、お前、お義父さんとは会ってんのかよって言ったんだ。」


お義父さん…って呼んでるんだ、お父さんのこと。


私も、はやく晴子さんのことお義母さんって呼べるようにならないと。


「お父さんねぇ…まぁ、たまに会ってるよ。」


それよりも私は、晴子さんと海斗くんの方が仲良くなれるのか心配なんだけど。 。
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