セレブ結婚の甘い落とし穴【完】
✿日曜日✿
鋭い日差しと生暖かい暑さにレースのカーテンが揺られ、ベッドの棚からスマホが落ちた。
「痛っ……なんだスマホ…ああ、今日、日曜日だ」
私は慌ててベッドから飛び出したが、何をしたらよいかわからずベッドを行ったり来たり。スマホをいじったり、手離したり。
「落ち着け、私」
私は大きく深呼吸をして、リビングへ向かった。お湯を沸かし、いつものように温かい紅茶を入れ、レモンを浮かべる。
ダイニングテーブルの椅子に腰掛け、スマホのLINEの翼との履歴を確認した。
『明日は、朝10時に迎えに行くから』
『うん、わかった。気をつけて来てね』
そして、次に玲於との履歴を確認した。
『明日、10時に翼迎えに来るって。出てこないようにね。』
『了解。絶対婚姻届書くなよ。』
そして、里穂とはあれ以来連絡は取っていない。
どうなっちゃったんだろう私達。
里穂、まだ怒ってるかな?
今日、入籍することきっと翼から聞いてるよね?
ああ、もう余計な事は考えない。今は忘れよう。
私はホッと心を穏やかにさせ、紅茶を口にした。
ああ、癒される。
美味しい。
「痛っ……なんだスマホ…ああ、今日、日曜日だ」
私は慌ててベッドから飛び出したが、何をしたらよいかわからずベッドを行ったり来たり。スマホをいじったり、手離したり。
「落ち着け、私」
私は大きく深呼吸をして、リビングへ向かった。お湯を沸かし、いつものように温かい紅茶を入れ、レモンを浮かべる。
ダイニングテーブルの椅子に腰掛け、スマホのLINEの翼との履歴を確認した。
『明日は、朝10時に迎えに行くから』
『うん、わかった。気をつけて来てね』
そして、次に玲於との履歴を確認した。
『明日、10時に翼迎えに来るって。出てこないようにね。』
『了解。絶対婚姻届書くなよ。』
そして、里穂とはあれ以来連絡は取っていない。
どうなっちゃったんだろう私達。
里穂、まだ怒ってるかな?
今日、入籍することきっと翼から聞いてるよね?
ああ、もう余計な事は考えない。今は忘れよう。
私はホッと心を穏やかにさせ、紅茶を口にした。
ああ、癒される。
美味しい。