セレブ結婚の甘い落とし穴【完】
今まで見た別荘、翼の家とはまた格段に素晴らしい玄関で、言葉が出なかった。
30帖はあるエントランスに、かなり高価だろう絵画や骨董品が数点並べられ、中央には大きな古時計が飾られていた。
すると、1人の品格のある美しい女性が私を迎え入れた。
「初めまして。翼の母親です。どうぞ、お上がり下さい」
私はあまりにも凄い玄関に呆然とし、すっかり挨拶するのを忘れていた。
「初めまして。皆川奏音です。今日はお忙しい中、ありがとうございます」
「翼、可愛らしいお嬢様ね」
とても上品な素敵なお母様だ。
私は顔を赤らめ、翼の真剣な表情を眺めた。
翼は瞳の奥から熱を発してるように見えた。
「どうぞ、主人はこちらで待ってます」
「はい、お邪魔致します」
私は、ゆっくりと上がり、向きを変え靴を揃えた。
トントン
翼がドアをノックした。
30帖はあるエントランスに、かなり高価だろう絵画や骨董品が数点並べられ、中央には大きな古時計が飾られていた。
すると、1人の品格のある美しい女性が私を迎え入れた。
「初めまして。翼の母親です。どうぞ、お上がり下さい」
私はあまりにも凄い玄関に呆然とし、すっかり挨拶するのを忘れていた。
「初めまして。皆川奏音です。今日はお忙しい中、ありがとうございます」
「翼、可愛らしいお嬢様ね」
とても上品な素敵なお母様だ。
私は顔を赤らめ、翼の真剣な表情を眺めた。
翼は瞳の奥から熱を発してるように見えた。
「どうぞ、主人はこちらで待ってます」
「はい、お邪魔致します」
私は、ゆっくりと上がり、向きを変え靴を揃えた。
トントン
翼がドアをノックした。