君は何がしたいの?
その次の日も、俺はしつこく一方的に話していた
会話が楽しかったのは本当だ
だけどもう少し心を開いてくれたらなと思った
その時、先生が焦った表情で凪ちゃんのところへ来た
「お前のおばあさんが救急車で搬送された・・・」

えっ・・・・・・・?
「おばあちゃん・・・が・・・は・・・ん・・送され・・・・・・た・・・?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なんで・・・っ なんで!!!っ
朝はいつも通りだった!!!!!
どうして!!!!!!!
ウソって言ってください!!!先生!!!!!」
とても取り乱していた
こんな彼女を見たことがない
「先セイっ!!! なんでぇっ!!! やめてぇぇぇ!
ウソってっ言ってください!!!
うわぁぁぁぁぁぁぁん!おばあちゃゃゃゃゃん!!」
俺は、ただおばあちゃゃんと言って泣きじゃくる凪ちゃんに
『凪ちゃん!、凪ちゃん!!
落ち着いて!、今からおばあちゃんのところに行こう!
ねっ! 大丈夫だからっ!』
としか言えなかった
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