君は何がしたいの?
凪side
「凪、気をつけろよ!あの男に!」
「海くんのこと?
大丈夫だよ!海くんはとっても優しいよ!
私がすごく焦ってる時に、落ち着かせてくれたんだ!」
「あのね、凪
男はケダモノなんだよ!気をつけないと!!
しかも、あの男、ここに泊まったんでしょ!
危ないよ!襲われたら、どーするの!!」
「結ー
海くんは動物じゃないよ?
だから、襲われないよ!」
「はぁーーー、とりあえず今度からこんなことしたらだめ!
分かった?」
「えっ・・・う・・・うん・・・」
なんか結が頭を抱えてる
頭を痛いのかな?
大丈夫かな?
「頭・・・痛いわけじゃないよ…別の意味では、痛いけど」
「あっ、そうなんだぁ…良かった
ていうか、よくわかったね、考えてること。」
「当たり前でしょ!それに、凪はわかりやすいから」
「そっかー、あっ!それ、海くんにも言われた!」
結は驚いた顔をしてから
「あの男、そんなこと言ったのか」
「えっ・・・うん・・・それがどうしたの?」
結は何か考えてる様子だった。でも、
「いや、なんでもない。じゃあ、そろそろ私は帰るね
何かあったら、必ず電話しなさい!!」
「うん、ありがとう」
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