君は何がしたいの?
海side
公園に着くと、もう雪斗がいた
『なんだ、いきない。会って話そうなんて』
「お前さ、有留凪とどういう関係?」
えっ・・・?
『どういう関係って言われても、友達だ』
すると、雪斗は一言
「やっぱりか・・・」
といった
『なんだよ。』
「お前さー、凪ちゃんが男とめっちゃイチャイチャしながら歩いてたっつったらどう思う?」
えっ・・・
予想外の質問に何も答えられなかった
「まっ、嘘だけど、」
ふぅ、
自然に安堵(あんど)の声がでた
『だよなー、んなわけないよな笑』
「お前、今安堵しただろ」
『えっ・・・』
「ただの友だちが誰かと付き合ったくらいでそんな焦ったり、安堵したりすると思うか?
むしろ、喜ぶだろ。普通」
確かにそうだ。
何で俺は凪ちゃんのことでこんなに振りまわされんだ・・・
「お前さ、変なとこ鈍いよな」
『ム カ ッ、俺鈍くないぞ!』
「ニブニブちゃんたぞ、結構笑」
腹立つーーーーーーー!!!!!!!!!
なんだコイツ、俺は鈍くねぇーっつーの!!
「まぁー、それはともかくだ。
今のこと、自分なりに答えを出しとけ。話はそれだけだ。」
雪斗は、そう言うと、帰ってしまった。
『凪ちゃんは、俺にとって・・・なんだ・・・・・・・・・』
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