【短編】連鎖
晴樹の問い掛けに、
何食わぬ顔で美咲が応える。
「知らないわよ、
あの子が自分でカンペ用意したんじゃないの?」
「しらばっくれるんじゃねえよ、
俺後ろから見てたんだからな、
お前が絵梨花の机の上に何か放り込むとこ」
「それがどうしたって言うのよ」
「いい加減やめたらどうなんだ、
そんなガキみてえな事」
「何よそれ、
あたしがガキだって言うの?」
「そうだよ、お前ら二人共ガキだよ、
いつまでも一人の人間をいじめて楽しんでるなんて、
ガキ以外の何物でもないだろ!」
そんな晴樹へ楓が抗議の言葉を口にする。
「あんたにそんな事言われたくないわよ!」
「言われたくないならいい加減いじめなんてやめろ!」
「あんたに関係ないでしょ!」
「関係あるよ、
お前らのせいでクラスの雰囲気が悪くなってるのが分からないのか!」
その後カンニング事件がきっかけとなり、
翌日から再び絵梨花は登校しなくなってしまい、
不登校へと戻ってしまった。
その為ついに美咲は、
担任の本間へと告げ口をする。
何食わぬ顔で美咲が応える。
「知らないわよ、
あの子が自分でカンペ用意したんじゃないの?」
「しらばっくれるんじゃねえよ、
俺後ろから見てたんだからな、
お前が絵梨花の机の上に何か放り込むとこ」
「それがどうしたって言うのよ」
「いい加減やめたらどうなんだ、
そんなガキみてえな事」
「何よそれ、
あたしがガキだって言うの?」
「そうだよ、お前ら二人共ガキだよ、
いつまでも一人の人間をいじめて楽しんでるなんて、
ガキ以外の何物でもないだろ!」
そんな晴樹へ楓が抗議の言葉を口にする。
「あんたにそんな事言われたくないわよ!」
「言われたくないならいい加減いじめなんてやめろ!」
「あんたに関係ないでしょ!」
「関係あるよ、
お前らのせいでクラスの雰囲気が悪くなってるのが分からないのか!」
その後カンニング事件がきっかけとなり、
翌日から再び絵梨花は登校しなくなってしまい、
不登校へと戻ってしまった。
その為ついに美咲は、
担任の本間へと告げ口をする。