君が教えてくれた
今私たちは結ちゃんの車で私の家に向かってる
雷「いいのか?」
ふ「なにが?」
雷「あの2人」
ふ「大丈夫じゃない?きっと親がうちの財閥の下で働いてたんでしょだから動揺してるんだと思うよ」
彰「気づいてたんですか?」
ふ「まさかでも話してる時に2人の顔が変だったから」
結「そうだったんだ」
ふ「瑞希さんこれから家にいって泊めてくれる?」
瑞「それはいいけどなんで?」
ふ「なんか嫌な予感がするから家にいないほうがいいかと思って」

家について私は自分がいた形跡をなくしてすべての荷物をもって瑞希さんたちの家に泊まった
それから三日たったある日
みきとから連絡があった
私は急いで病院に向かった

ガラッ
もっちゃんはみんなと話してた
ふ「ももちゃん!良かった目が覚めたんだね」
も「どなたですか?」
ももちゃんは表情を歪めて警戒しながら聞いてきた
全「「!?」」
私は動揺が気づかれないようにした
ふ「初めまして私は皆さんの知り合いの佐々木楓空ですよろしくね」
も「よ、よろしくお願いします」
ふ「じゃあ私帰るね 桃花ちゃんの無事も分かったし バイバイ」

ももちゃんの顔も見たから帰ろうとしたらみきとと涼が駆け寄ってきたから私は二人に無言で笑って病室を後にした

私は屋上に行き一人空をみてた
いきなり柑橘系の匂いに包まれた

ふ「ももちゃんの容態は?」
み「楓空のことだけ忘れてるみたいなんだ
俺らのことや自分のことはわかってるみたいなんだけどなんで入院してるかははっきり分からないらしい」
ふ「この鍵りょーちゃんに渡して?」
み「この鍵って楓空の家の鍵だろ」
ふ「そうだよあの家はももちゃんとりょーちゃんにあげるよ私にはいらないから」
み「ならお前はどうするんだよ」
ふ「私なら大丈夫それともうみんなと関わらないし姫も降りるねももちゃんには私のこと何にも言わなくていいからじゃバイバイ」
み「おいっ待てよ」
バシッ
ふ「離せ(殺気)」
み「本気か?」
ふ「あたりまえだろ」
み「そんなの認めるわけないだろ」
ふ「じゃあ力づくでもいいから止めてみろよ」
み「やってやるよ」

それからわたしとみきとは殴りあった

バキっ
ふ「じゃあみんなに伝えといてね」
み「ま。待てよ」
私はみきとにまわし蹴りをして倒した
私はその場を後にして屋上から出ていった
ふ「いやなことさせてごめんね」
~みきとside~
桃花が目を覚ました。俺はすぐに楓空に連絡した桃花は普通に俺らと話して
でも、楓空が来たときに顔をゆがめて「どなたですか?」って言った時俺は動けなかった
嘘だろ?覚えてないのか?誰よりも近くにいていつも一緒にいたやつなのにそう思っていた時に楓空は初めて会ったかのように挨拶をした
一番辛いはずなのに挨拶をして病室を出て行こうとした楓空に俺と涼は思わず駆け寄ったそしたら楓空は泣きそうな顔で笑って出て行った俺は迷わず追いかけた
~みきと終~
~涼真side~
俺は桃花の病室にいる
頭のなかはぐちゃぐちゃだけど今は桃花が大事だ
「早く目を覚ませよ…桃花」
ピクっ
「ももか?ももか!」
「んっ?涼ちゃん?あれ私」
「良かった目が覚めた」
俺は桃花を抱きしめた
みんなが来て先生に診てもらって雑談してた時にいきなりドアが開いた
「ももちゃん!」
楓空が慌てて入ってきたみきとが知らせたんだと思うけど
なんかももの様子がおかしい
いきなり俺の服を掴んできた

「どなたですか?」

俺は声が出せなかった
楓空は驚いた顔をしてたけど何事もなかったかのように挨拶をしてた
病室から出て行こうとしていたから思わず駆け寄ったら泣きそうな顔して笑ってた

俺はしばらく動けなかった
~涼真終~
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