この身も身体も、あなたのものにしてください。
しばらくの沈黙の後


  「わかった、今すぐには、なんとも言えないが考えておく。


  ただ、急に入った結婚式だから本当に時間がない、そのうえ櫻井さんは、まだ3年目で、慣れてきたところで仕事に自信を持ちはじめた頃なんだろうと思うけど、一般の結婚式とは、また違った感じの緊張感があるのね。

   今まではVIPの結婚式は私と社長が最初進めて、ある程度決まってきてから担当するスタッフを発表をしているのね。

 ただ、櫻井さんの、仕事に対する熱意はしかと受け取りました。」


  鈴木さんが、ここまで本気に考えてくれているのが嬉しくて思わず涙ぐんでしまった。
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