ニセモノ夫婦~契約結婚ですが旦那様から甘く求められています~
「えっ!? そ、颯馬さん!?」
突然視界が高くなり、私は戸惑いの声を上げつつも彼のジャケットにしがみついた。
「どこへ行くんですか?」
颯馬さんは自室のドアを開け、そこにあった大きなベッドに私を下ろす。私の上に跨った彼が、妖艶に揺れる瞳でこちらを見下ろした。
「今すぐ抱きたい。嫌か?」
心臓が大きく音を立てる。
「い、嫌ではないですけど……」
私が言い淀むと、颯馬さんは「んっ?」と首を傾けた。
「……まだ、外が明るいので」
早口で言い終えると、私は堪らずそっぽを向いた。
耳まで熱い。
突然視界が高くなり、私は戸惑いの声を上げつつも彼のジャケットにしがみついた。
「どこへ行くんですか?」
颯馬さんは自室のドアを開け、そこにあった大きなベッドに私を下ろす。私の上に跨った彼が、妖艶に揺れる瞳でこちらを見下ろした。
「今すぐ抱きたい。嫌か?」
心臓が大きく音を立てる。
「い、嫌ではないですけど……」
私が言い淀むと、颯馬さんは「んっ?」と首を傾けた。
「……まだ、外が明るいので」
早口で言い終えると、私は堪らずそっぽを向いた。
耳まで熱い。