ニセモノ夫婦~契約結婚ですが旦那様から甘く求められています~
すると、はぁーっとため息をつくのが聞こえてきた。不安になり横目に見ると、颯馬さんは弱りきったように顔をゆがめている。
「そんな可愛い顔されたら止められない」
つぶやいた颯馬さんが、私の首筋に顔を埋めた。
「颯、馬さんっ……!」
息づかいと温度を感じる度に、甘い痺れが身体に走る。
「ずっと小春が欲しかった。優しく触れて、俺がどれだけ君を想っているか思い知らせてやりたかった」
艶気を含んだ低い声が鼓膜を刺激した。思考が徐々に快感に飲み込まれていく。
私も、もっと颯馬さんを知りたい。
私も颯馬さんの首もとへと手を伸ばしたそのときだった。
インターホンが鳴り響き、突如として私の意識は引き戻させる。
「そんな可愛い顔されたら止められない」
つぶやいた颯馬さんが、私の首筋に顔を埋めた。
「颯、馬さんっ……!」
息づかいと温度を感じる度に、甘い痺れが身体に走る。
「ずっと小春が欲しかった。優しく触れて、俺がどれだけ君を想っているか思い知らせてやりたかった」
艶気を含んだ低い声が鼓膜を刺激した。思考が徐々に快感に飲み込まれていく。
私も、もっと颯馬さんを知りたい。
私も颯馬さんの首もとへと手を伸ばしたそのときだった。
インターホンが鳴り響き、突如として私の意識は引き戻させる。