蛍火
振り回してくるうちの両親とは大違いだな、と優夜が笑うと、私はあの人達の陽気な感じ嫌いじゃないよ、とましろは笑った。

「おばちゃんたちだからゆうが産まれたんだなって感じ」

「なんだよそれ」

「おばちゃんたちをセーブする為?に産まれてきたんじゃないかな。よっ、苦労人」

「くっそ…まじかよ……」

次はエーゲ海よー!と言って消えた両親よ。たまには落ち着いてくれれば助かる。
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