今でもおまえが怖いんだ
「何してるの、今日平日なんだけれど」
私の頭のてっぺんから足元まで眺めながら宗徳さんが聞いてきた。
その質問のすぐ後に「あ、靴新しいの買ったんだ」と独り言がついて来る。
足元まで確認するところが以前一緒に暮らしていた男性と似ているものだから、懐かしさと寂しさの両方を感じてしまう。
「まだニートなんで。そちらこそ」
ユニフォーム勤務とは知っているけれど、今日の彼は白のアシメントリーのカットソーにスタッズのついた黒のスキニ―を合わせている。
休日にちょっと遠出する時の服装だと思う。これは。
「法事」
一言で答えた後に「のための有給ね」と付け足された。
私の頭のてっぺんから足元まで眺めながら宗徳さんが聞いてきた。
その質問のすぐ後に「あ、靴新しいの買ったんだ」と独り言がついて来る。
足元まで確認するところが以前一緒に暮らしていた男性と似ているものだから、懐かしさと寂しさの両方を感じてしまう。
「まだニートなんで。そちらこそ」
ユニフォーム勤務とは知っているけれど、今日の彼は白のアシメントリーのカットソーにスタッズのついた黒のスキニ―を合わせている。
休日にちょっと遠出する時の服装だと思う。これは。
「法事」
一言で答えた後に「のための有給ね」と付け足された。