ハツコイ 2
身体中に愛撫を繰り返され、ぎゅっと目を閉じると…



「柚…目、開けて。」




琉偉に囁くように言われ、ゆっくりと目を開ける。





その瞬間、琉偉が私を見つめたまま、キスをした。




長い、長いキス。




不思議と、恥ずかしい気持ちは全くなくて、私も目を逸らさず、琉偉の瞳を見つめながらキスを受け入れた。




ああ、琉偉って、なんて綺麗な顔してるんだろう。




「…柚、綺麗だよ。」



まさに今、自分が心の中で思っていたことを言われ、驚いたその瞬間。




「………あっん!!」



琉偉が私の中に入ってきて、一つに溶け合う。




幸せということ以外、もう何も考えられない。




ただただ、琉偉の逞しい背中に腕を回し、一緒に果てた。



< 21 / 25 >

この作品をシェア

pagetop