ハツコイ 2

「それにしても、倉科は本当にモテるね。」



「酔っ払った人からの声かけは、ノーカウントですよ…」



「はは、そっか。」




安原さんとこんなに話したの、いつぶりだろう。




安原さんから告白されて、部署を異動して、琉偉と再会して付き合って。



いつのまにか、気まずくて避けてしまっていたけれど…



こうして変わらず接してくれる安原さんは、本当に大人だなあって思う。





そんな風に思っていると、安原さんがお酒を飲み干した後、私を見た。






「安座間とは…順調?」

< 24 / 25 >

この作品をシェア

pagetop