ハツコイ 2
「それにしても、倉科は本当にモテるね。」
「酔っ払った人からの声かけは、ノーカウントですよ…」
「はは、そっか。」
安原さんとこんなに話したの、いつぶりだろう。
安原さんから告白されて、部署を異動して、琉偉と再会して付き合って。
いつのまにか、気まずくて避けてしまっていたけれど…
こうして変わらず接してくれる安原さんは、本当に大人だなあって思う。
そんな風に思っていると、安原さんがお酒を飲み干した後、私を見た。
「安座間とは…順調?」