clover
ドンっ

といきおいよくぶつかった

階段と廊下の壁で

人が居るなんて

気がつかなかった

「いってぇー」

ぶつかった相手の声を聞くと

どこか聞いたことある声

私は慌てて見上げると

そこには

思ってもいなかった人

橘由汰がいた。

「ゆ…た??だょね…」

もぅしばらくゎ会っていない幼なじみ。
昔の面影は全く残っていなかった

「麗奈ちゃん」

由汰は私を抱きしめた

「久しぶり。ここ受験するとは聞いたけど会えるなんて思わなかった」

一応由汰は年上

優しくて

頼れる兄的な存在

ニッコリ笑って

私の頭を撫でていた

それは由汰がいつも私にしてくれたことだった。
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