clover
職員室から出ようとする私に

先生は慌てて止める。

「笹川ー放課後ちょっとでもいいからバスケ部見学しないか??」

「しません」

部活に縛られるのは嫌と

言ったけど

バスケ以外なら

幽霊部員としてなら

入ろうと思えば入れた。

「ねぇ、君バスケやってたの??」

声をかけられた

声がする方を見ると

小柄な少女が私をニコヤカに見つめていた

「一応…」

そう答えるのと同時に

少女は私の手をつかみ

「私、雪菜ぁ。工藤雪菜ーゆきってよんでねん♪」

すごいテンションが高い

ついていけないょ??

「私笹川麗奈。」

人見知りの私

最悪だ…感じ悪い女に見えてる…
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