明日キミに聴かせたい
おやすみ

ドライヤーを片手に洗面台

鏡に写る自分を見ながら髪を乾かすキミは

受話器の向こうであくびをした僕に気づかない

最近どう?と聞いても

ドライヤーに夢中なキミは曖昧な返事

だから二人の終わりにも気づかないまま

キミは僕が知っているあのベッドにダイブ

お気に入りのぬいぐるみにおやすみ

切れた電話の向こうで僕が誰といるのかなんて

キミは最後まで気づかないまま

おやすみ

おやすみ
おやすみ

おやすみ





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