明日キミに聴かせたい

翌朝、目が覚めると父と母が朝食を食べながらなんてことない他愛もない話をしていた。


「5番の子が整形してるだろー」

「そうかしら?私は3番の子だと思うわ」

「2番だよ」


バッと私の声に振り向く二人の表情は、なぜだかかなり驚いていた。

正解は2番の彼女です!!と司会の漫才コンビのツッコミ担当の声を耳に二人はなぜか私に拍手をしながら「すごい!正解だ」と言った。


「それこないだやってた再放送だもん」と私が言うと両親は「だって観てないし~」と言いながら夫婦仲良く頬を膨らませた。


「私もご飯食べる」

「はいはい」

そう言って母は食パンをトースターに、牛乳をホットに、冷蔵庫から卵を出して目玉焼きを作ると、ささっと焼けた食パンにバターを塗り、目玉焼きと一緒に乗ったお皿を私の前に置いた。


「はい、お嬢さん」

「ありがとう。いただきます」


そして3人で朝食を食べながら私はまた両親が驚く発言をした。

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