明日キミに聴かせたい
完食したヨーグルトとスプーンを部屋の中央に置かれたテーブルの上に置いて布団の中に戻った。
「わぁ、アップされてる」
スマホにイヤホンを挿し込み、耳にイヤホンを装着してお気に入りの動画アプリを開いた。
たった一人私がフォローしている人物が1週間振りに曲をアップしていた事に喜びを隠しきれずにいた私は、ゴロゴロと布団の中で左右に転がりながら動画を再生した。
~♪~♪~
た、たまらない。そう思いながら繰り返すこと数十回目にこの動画もお気に入り覧に登録し、飽きることなくまた再生した。
「いいなぁ…」
甘い歌声に今日もヤられながら私は家のインターホンが鳴った事にすぐには気づけなかった。