彼を裏切る3秒前


なんてことを考えながら学校までの道のりを自転車で行く。

買ってもらったばかりの自転車はまだ綺麗だ、私も同じように綺麗な心があるのかな。

あー、だめだ。なんでかこんなよくわからない感情をもつことが増えた。よくない!切り替えよう。

最後のきついきつい坂にさしかかった。この坂長いしちょっと急だし、一番嫌だあああ。

じわり、と汗をにじませる。今日は雨じゃないから自転車だけど、雨なら自転車も乗れない。今は少し、雨降ればよかったのにーなんて思ったりする。

梅雨には入ってるので湿気と汗で髪が悲惨だ。後ろにひとつにまとめた髪はまだしも、前髪が!命が!ああああ!

ひええこれは学校着いたら速攻更衣室行かなきゃ~!

一人で百面相をしながらなんとか坂を登り切った。駐輪場に自転車を置き、早足で更衣室へと向かう。廊下で隣のクラスの仲いい飯坂 麻衣に出会った。

「麻衣おはよ!」

< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

汚れを知らない女神さま゚+.。◕ฺ

総文字数/54,892

恋愛(キケン・ダーク)177ページ

表紙を見る
思いつき “ 超 ” 短編集

総文字数/1,429

恋愛(その他)7ページ

表紙を見る
【完結】ただ1つ。

総文字数/5,406

恋愛(キケン・ダーク)32ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop