俺様ホストは 溺愛率100%
ガン!
扉を閉めようとしたが、大樹の足によって阻止されてしまった。
「何閉めようとしてんの?流星さんが待ってんだよ。早く行くぞ」
眉間にシワを寄せ、ドスの聞いた低い声。
「え…でも…」
可愛い顔してるなって思ったけどー…
「支度できてないのは、流星さんもお見通しだ。さっさと鍵閉めて行くぞ。俺だって帰って早く寝たいんだよ」
笑顔の圧がすごいー…
「…はい」
てか、ホストというか……ヤ○ザじゃないの?
大樹の圧に押されながら、せめてパジャマからいつもの私服にと着替えた。
そして大樹が乗ってきたタクシーに乗ると、行き先も知らされずに出発した。