俺様ホストは 溺愛率100%
「いらっしゃいませ!七海さん、お待ちしてました」
「!?」
ドアを開けるとそこにいたのは、とても綺麗で派手な女性。
ま‥‥眩しい!!
女性の笑顔も眩しいが、店内もきらびやかで眩しい。そして、アロマの良い香りがする。
「早速、こちらへどうぞ。流星さん、まだ大樹と喋ってるんでしょ?来る前に綺麗になっちゃいましょ!」
「え!?あ‥ちょっと!!」
状況に頭が追いついていかない中、綺麗な女性店員に腕を掴まれ、店の奥へと連れて行かれる。
「先に、ヘアメイクやっちゃいましょ!毛先はちょっと傷んでるみたいだから、少し切るわね。後、まだ若いからメイクはナチュラルに。すぐ終わるから心配いらないわ」
ぺらぺらと早口で流れを説明されたが、頭の処理が追いつかない。
「ちょ‥待って‥」
「流星さん来たらビックリするわよ〜?私に任せといて」
いや、流星さんがビックリする前に、私が今の状況にビックリして追いついてないんですけど!
“はい、座って〜”と言われ、鏡の前に座らせられるともう一人、女性の店員さんが出てきた。
“少し目を瞑ってて”と言われ、もう抵抗することなく目を瞑った。
もう、わけがわからない!!