俺様ホストは  溺愛率100%



男性の元まで行くと、やっぱり昨日と同様、寝息を立て眠っている。


「…はぁ」


辺りには、お酒の臭いが充満している。


昨日も分厚い札束で、今日も分厚い札束…


ホストって、そんなに毎日儲かるのかなぁー…



そんなことを思いながら、昨日と同じようにスーツのジャケットの胸ポケットに、札束が入った茶色封筒を入れようとした。






その時ー…






「!」

ビク!


突然、手首を掴まれた。


「昨日、俺の札束を拾ってくれたのもキミだよね?」


手首を掴んだまま、男性が目をパチリと開けてそう言った。




お…




起きちゃった!!!




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