俺様ホストは 溺愛率100%
この惣菜には、一度もシールが貼られた跡がない。
えっと…どうしたらー…
こんなに剣幕に怒ってきたお客さんは初めてで、どうしていいか次の対応が思い付かない。
「何!?私が嘘ついてるとでも思ってんの!?私はお客様よ!!!お客様に対して失礼じゃない!!?」
さっきよりもさらにヒートアップして、怒鳴り声を上げる。
「いえ…その…」
もう、どうしていいかわからない。
怒鳴られ、手が震えて涙目になってきた。
「あなたバイトでしょ!?もう店長呼びなさいよ!!責任者!!!」
「どうなさったのですか?」
「!」
店長を呼べと言われても恐怖で動けずにいると、背後に人の気配を感じた。
「お綺麗な顔に眉間のシワは似合いませんよ?マダム」
…マダム?