俺様ホストは 溺愛率100%
「たく…何してんだよ」
「!」
流星はタバコの火を消しながら、同じ目線になるようにしゃがんだ。
「大丈夫か?」
中年男性に向けていた表情とは正反対。
顔を覗き込み、心配そうな表情で見つめてくる。
ドクン。
「っ…」
綺麗な顔の男の人に近距離で見つめられ、ドキドキしてしまう。
この人もよくわからなくて、怖い人なのにー…
「帰るぞ。立て」
小さく溜め息をつきながら、流星が先に立った。
「あ…」
慌てて立ち上がろうとするが、腰が抜けて力が入らない。
「あれ…」
初めてのことに、心が焦り始める。
うそ…
立てない。
何で!?
何度も立ち上がろうとチャレンジするが、力が入らない。