俺様ホストは 溺愛率100%
金髪の若い男は、流星さんより背が低く、私よりも頭一つ分背が高い。
そして、やっぱり綺麗な顔立ちをしている。
いや、綺麗というより可愛い?
髪を染めているのに、サラサラで金色の髪がキラキラと輝いている。
…流星さんの後輩だって言ってたけど、やっぱホストやる人は綺麗なんだなぁー…
目を見開いたまま、そんなことを思っているとー…
「大樹(だいき)、荷物渡したらさっさと帰れ」
「!」
頭上から声がし、目の前にいる金髪の若い男から視線を上にあげるとー…
「…げっ!!!」
部屋の中で見た姿のままの流星が、2階の通路の手すりに寄りかかりこっちを見ていた。
ちょ…ちょっと、ちょっと、ちょっと!!
何で、その格好のまま外出てるの!!?
腰にバスタオル一枚巻いただけの流星が、こっちを見ている。