俺様ホストは 溺愛率100%
「…てか」
手に持っていた荷物をダイニングテーブルの上に置くと、一番重要なことに気付いた。
「流星さん、いつまでそんな格好でいるんですか?」
買って来てもらった朝ごはんを、紙袋から出そうとしている流星に聞いた。
「部屋の中だしいいだろ?」
流星は"何が悪い"という表情で、こっちを見た。
…いや、良くないでしょ。
心の中で、そう突っ込んだ。
「…とりあえず、服は着てください。その間に、朝ごはん準備しときますから」
そう言うと、ダイニングテーブルに置いた大きな紙袋の方を流星に無理やり渡した。
「着替えは脱衣場でお願いしますね」
念を押すように言うと、流星は"はいはい"と言いながら小さな溜め息をつき、渡された大きな紙袋を持って脱衣場へと向かった。
その背中を目で追い、脱衣場のドアが閉まったのを確認すると大きな溜め息が出た。