Snow drop ~サンタさんからのプレゼント~ 【完】
名前を口に出した瞬間、
中沢さんが振りむいた。



「あれ?」


「こんばんわー」
と、ユリナのアイドルスマイル。


『こんばんわ』


「2人ですか?」
と、中沢さん。


あれ?というように、ユリナが
中沢さんの連れを見る。

「ああ、コイツ、同期の照屋です」

「どうも。こんばんわ」

照屋さん・・金髪坊主。クセが強い。


「よかったら、一緒にどうですか?」

ユリナがそう言って、私に軽くウィンクする。

嘘でしょ。
やめてよ、私早く帰って出張の準備しなくちゃ
いけないんだからっ。


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