Snow drop ~サンタさんからのプレゼント~ 【完】
『もー。ほんと、久保田君って
 おもしろいよね』


「笑いすぎです」


『ありがとね。元気出た。
 これで心置きなく北海道に
 行ける。
 じゃ、私帰るね。
 バイバイ』


「送ります」


『ううん。今日はここで。
 それじゃね』



久保田君を置いて、
足早に歩き出した。




だって、これ以上一緒にいたら
北海道に行きたくなくなっちゃうから。



心地いい腕の中で
クリスマスを過ごしたいと
思ってしまうから。
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