僕の事飼いならしてよ
「近藤さん、それ。どこに持って行くの?」
「えっ……どこって、教室。」
「次の授業に使う資料なら、こっちだよ。」
うちのクラスの学級委員は、正反対の二人だ。
真面目で、完璧なザ・学級員というキャラ。
宮本 陸君。
おっちょこちょいで、天然キャラ。
近藤 結音さん。
日々、この二人のやりとりを聞いているだけで、微笑ましく思えるから、楽しい。
そして……
「本当に、あの子。大丈夫なのかな。」
はぁーっとため息をつきながら、職員室を出て行った近藤さんに、呆れている人。
そんな陸君と、私は。
生徒と教師と言う間柄なのに、密かに付き合っていたりする。
「ん?」
「何でもない。」
ただ、一つだけ難点があるとすれば、陸君は。
「僕に、見とれていたでしょ。」
「えっ……どこって、教室。」
「次の授業に使う資料なら、こっちだよ。」
うちのクラスの学級委員は、正反対の二人だ。
真面目で、完璧なザ・学級員というキャラ。
宮本 陸君。
おっちょこちょいで、天然キャラ。
近藤 結音さん。
日々、この二人のやりとりを聞いているだけで、微笑ましく思えるから、楽しい。
そして……
「本当に、あの子。大丈夫なのかな。」
はぁーっとため息をつきながら、職員室を出て行った近藤さんに、呆れている人。
そんな陸君と、私は。
生徒と教師と言う間柄なのに、密かに付き合っていたりする。
「ん?」
「何でもない。」
ただ、一つだけ難点があるとすれば、陸君は。
「僕に、見とれていたでしょ。」
< 1 / 20 >