彼が隣にいる理由
康太の大学時代の友達と言うこともあり、彼らもはみんな同じ大学のサークルの仲間らしい。

そこで、初めてあたしは彼が大学出だと言うことを知った。

大学の頃を楽しそうに話す彼らに、本当に仲が良かったのだろう。

大学を卒業した今でも、こうやって集まっているわけだし。

少しだけ、そんな彼らが羨ましく思う。

お酒が進み、徐々に潰れていく子が増えていく。

女の子たちも、コテージに戻って行く。


「あたし達も、そろそろ戻る?」

「そうだね」


愛子の言葉に、あたし達も立ち上がる。


「お先します」


断りを入れ、あたし達はコテージに戻った。

でも中々眠ることが出来なくて、あたしは1度外に出る。

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