俺様王子?!☆second☆




「だから美姫、君に頼みがあるんだ。」


「…はい」


何を言われるか不安で仕方ない。


「美姫、龍斗と一緒にアメリカへ行ってくれないか??」


「え??」


り、龍斗とアメリカに!?

予想外の頼みに私は驚きを隠せなかった。


「龍斗には絶対にアメリカで学んでもらわなくてはいけない。
しかし、アメリカに行っても支えが無くてはやっていけないんだ。きっと何処かで挫折してしまう。

それで、美姫、君に龍斗の支えとして一緒にアメリカへ行ってほしいんだ。

……逆に言えば、君がいないと龍斗が脱け殻になっちゃうしね。」


………


「お父様っ………」


私がアメリカ…
龍斗の支え…






< 33 / 65 >

この作品をシェア

pagetop