俺様王子?!☆second☆
「だから美姫、君に頼みがあるんだ。」
「…はい」
何を言われるか不安で仕方ない。
「美姫、龍斗と一緒にアメリカへ行ってくれないか??」
「え??」
り、龍斗とアメリカに!?
予想外の頼みに私は驚きを隠せなかった。
「龍斗には絶対にアメリカで学んでもらわなくてはいけない。
しかし、アメリカに行っても支えが無くてはやっていけないんだ。きっと何処かで挫折してしまう。
それで、美姫、君に龍斗の支えとして一緒にアメリカへ行ってほしいんだ。
……逆に言えば、君がいないと龍斗が脱け殻になっちゃうしね。」
………
「お父様っ………」
私がアメリカ…
龍斗の支え…