俺様王子?!☆second☆
「美姫ちゃん。龍斗のことだけど…。」
「あ、はい。聞きました。留学の話ですよね。」
お母様はニッコリと頷いた。
綺麗…美人が笑うと同性なのに顔が赤くなっちゃう…////
「美姫ちゃん。本当にいいの??」
いきなり真顔になった。
いいもなにも…龍斗といれるんだもん!
嬉しいくらいだよ!
「一緒にアメリカに行くってことは…家族とも、友達ともお別れなのよ??」
「お母様…。心配していただけるのは本当に嬉しいです。ありがとうございます!
でも、私の生活は…全て、龍斗を中心として動いているんです。
龍斗は私の支えなんです。
それなのに…その支えが無くなれば私はどうにかなっちゃいます。
家族とも友達とも離れても…龍斗がいれば大丈夫です!」
そんな私を見てお母様は涙を流した。え!?私…
変なこと言った??
「美姫ちゃん。ありがとう。
龍斗はこんな子をお嫁さんにもらうのね…。
ハッキリ言って勿体ないわ(笑)」
ふふっ…
お母様とのはなしはそれからも続いた。
二人でキャッキャッ騒いでいた。龍斗の昔のはなしや、私の昔のはなし。
アメリカの話や結婚式のはなし。