俺様王子?!☆second☆
簡単なものだけど“洋”でまとめた朝御飯にした。
本当はお互い、和も凄く好きなんだけど…。
何となく、今日は洋の気分だった。
……この寮とももうお別れか…。寂しいな…。
「どうした??」
着替えが終わって来た龍斗は私を見て何かを感じ取ったのか、心配したように聞いてきた。
「うん…。なんかさ、三年間暮らしたこの寮とも今日でさよなら…なんて考えると…。
ちょっと寂しくって…。」
龍斗との思い出。
ほとんどがこの寮につまってる…。
そんな私たちにとって大切な場所から…私たちは一歩踏み出して
新しい世界へと旅立つ…。
「んー…でもさ??いいじゃん。」
「なんで??」
「これからもずっと俺たちは一緒だろ??
また違うところで思い出作りゃいいはなしだ。」
そうだよね!
私は龍斗に笑いかけた。
そうだよ!また作ればいいんだ!
「飯食うか。」
「うん!」