俺様王子?!☆second☆
大好きな貴方と
空は繋がっている
結婚式から数日が過ぎた。
今は寮から出て、龍斗の実家にお邪魔している。
今日はお父様に龍斗と呼び出しをされた。
龍斗と二人で長い廊下を歩く。
これが家だなんて信じられない。
どこかの会社なんじゃないかと思ってしまう。
「急だが、亜沙美の会社がアメリカの方で問題が起きたらしい。
しかし、私はこれから用事がある。丁度いいから、お前がアメリカへ行ってお前が対処しろ。」
あぁ、そうだ。
龍斗と私はいつかアメリカに行くんだ。
その日程がやっと決まりそうだ。
「3月30日、日本をたつ。準備しておけ。」
「あぁ。」
「龍斗、お前は下がれ。美姫と二人で話したいことがある。」
話??
龍斗は私の肩にポンっと触れて席をはずした。
二人になり、重たい空気が流れる。
「本当に、すまない。
君を巻き込んでしまって。」
第一声が謝罪だったのでかなり驚いたが、なんですか??と私は笑ってしまった。
「私は龍斗の奥さんですよ??……………って…奥さんらしいこと何もしてませんけど(笑)
だから、着いてくのは当たり前です。
それに、決めたのは私ですよ。謝らないでください。」