ふたりごと

話をしない俺に対しておじいちゃんは一度も怒ったりしなかった。

それどころかいつも笑顔だった。

俺が孤児院に入って2ヶ月くらいたったけれど俺は話そうとはしなかった。

本当はおじいちゃんの暖かい笑顔に心を開き出していたのに、恐さがまだ勝っていたんだ。

そんな俺をある日おじいちゃんは自分の部屋に呼んだんだ。
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